労働政策
「働き方改革関連法」上限規制について
2019年03月17日
100時間未満の残業なら大丈夫?
こんにちは、社労士事務所ハーベストのタカハラです。
今回の「働き方改革関連法」で時間外労働の上限が月々100時間未満に法改正されました。
ならば毎月100時間未満の残業なら問題はないかというとそうではありません。
上限の100時間未満以外にも2~6か月の平均が80時間以内に定められています。
少しややこしいので、以下の残業時間を表した図を使って説明させていただきます。
この図で見ますと6か月の間、一度も100時間以上になっていないので、1月の上限は問題ありません。
6か月平均でみても平均が76.16時間となるので80時間以下なので適法です。
ただし最後の2か月の平均が85時間となり、平均80時間以上となるので違法となってしまうのです。
よって2020年4月1日の法改正以降は、企業にこのような煩雑な労働時間管理が求められます。
なお、この場合の残業時間は休日出勤も含まれますのでご注意ください。
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